2009年 03月 20日
ミス・ダイヤモンド
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もののついでにクレッチマン劇場、ご愛嬌編(笑)。
1998年のドイツ映画、劇場未公開作品です。
これは別に、名作とかじゃ全然ないですが、B級っていうか、C級っていうか、アクションコメディっていうか、むしろラブコメかい、っていうか、まあ、そういうお気楽な映画なんですが、コメディを演じるクレッチマンという、ほかではなかなか観られないものが観られるということで、ファンの間で(のみ)は有名な作品であります。
なのに今までなんとなく手を出しかねていたのは、これ、ドイツ映画なのに、英語に吹き替えてあるんですよね(どんより)。どうせ日本語字幕つけてDVD化するんなら、ドイツ語音声のままでいいぢゃないの(>_<)。吹き替えはイヤだって、いつも言ってるぢゃないの(>_<)。や、英語なら英語でもいいですよ、キャスト本人が英語で台詞を言ってるのなら。だけど、ちがうんです、だれとも知らないアメリカのおぢさんがクレッチマンの顔で喋るんです。きーもーちーわーるーいーーーーーーっ(>_<)。
皮肉なことに、この脚本、台詞がなかなか悪くなくて、クレッチマンの台詞も色々とかわいいのです。うー、これを本人の声で聴きたかったなぁ……(遠い目)。
ドイツでは産出しないはずのダイヤモンドがなんと国内で発掘された。鉱山の所有者ウド・キアは、警備会社に厳重な警備を依頼すると共に、この快挙を全ドイツに広め、華々しく展示を行った。ところがこれに目をつけたすご腕の女泥棒、峰不二子、じゃない、ラナことサンドラ・スパイシャットにまんまと盗み出されてしまう。
というお話で、クレッチマンはこの警備会社の警備主任のカイザーの役。実はなかなか優秀な警備主任です。なにより画像認識力にすぐれている。ラナのさまざまな変装を記憶し、同一人物だと見抜くことができたばかりか、彼女の些細なミスからダイヤモンドを盗んだのがラナであることを突き止め、一旦は捕まえるところまでいくのですから。
ところが、ラナが盗んだはずのダイヤモンドは偽物だった。ウド・キアがドイツでダイヤモンドを発見したというのはすべて嘘だったのか? キアの手下によって命を狙われることになったラナは、カイザーを巻き込んで、自分の冤罪を晴らすため、真相究明に乗り出します。
ここからがコミカルなクレッチマン炸裂(笑)。演技自体もコメディを意識して、むしろコント寄りのオーバーアクトなんですが、それがなんだか、ものっそかわいい(笑)。
ラナを見張ってるはずがスウスウ眠りこけてしまうクレッチマン。逃走用の衣装が必要だからと洋品店に押し込むラナにハラハラし、無人のレジにお金を置いて来てしまうクレッチマン(当然ラナにくすねられる(笑))。カフェで水を注文したら、年配のウエイトレスに水ならトイレで飲みなさいと言われてショボーンなクレッチマン。めちゃくちゃなカーチェイスに巻き込まれ、ハンドルもブレーキ操作もあきらめて、(>_<)! と目をつぶってしまうクレッチマン。
宙吊りにされたり、スピードボートから水中に落とされたり、銃で撃たれた割には結構元気だったり、鉱山に閉じ込められて掘削機で踏み潰されそうになったり、乗ってた車が大爆発を起こしたり、いやはや、まあまあの大冒険活劇(笑)。それでも、クレッチマンは基本、普通の男なので、華麗なアクションを披露するヒロインのラナを、お口ぽかーんで見守ってるシーンが多いのもご愛嬌です♪
生真面目に生きてきたカイザーは、ラナという女性の破天荒さに少しづつ惹かれていきます。一方ラナもまた、カイザーの善良さ、天然かげん(笑)、かわいらしさ、問答無用のみてくれのよさ(笑)、脱いだら意外とたくましいナイスバディなどなどに、少しずつ惹かれていくのです。
ラナ役のスパイシャットがまた綺麗でオットコマエな女優さんなので、ふたりのボーイ・ミーツ・ガール譚は、とても微笑ましくかわいらしいです(が、その分、007みたいな官能や洗練や大人っぽさとは無縁です)。
事の真相は、ウド・キアが警備会社とグルになり、偽のダイヤを盗ませておいて多額の保険金をせしめる、という計画だったわけですが、そんなことより大事なことは(笑)、ラナとカイザーが無事に結ばれて、メデタシメデタシということで(笑)。
あれ、結構楽しんで観たのかな。レビュー書きながら俄然楽しくなってきちゃいました(笑)。
1998年のドイツ映画、劇場未公開作品です。
これは別に、名作とかじゃ全然ないですが、B級っていうか、C級っていうか、アクションコメディっていうか、むしろラブコメかい、っていうか、まあ、そういうお気楽な映画なんですが、コメディを演じるクレッチマンという、ほかではなかなか観られないものが観られるということで、ファンの間で(のみ)は有名な作品であります。
なのに今までなんとなく手を出しかねていたのは、これ、ドイツ映画なのに、英語に吹き替えてあるんですよね(どんより)。どうせ日本語字幕つけてDVD化するんなら、ドイツ語音声のままでいいぢゃないの(>_<)。吹き替えはイヤだって、いつも言ってるぢゃないの(>_<)。や、英語なら英語でもいいですよ、キャスト本人が英語で台詞を言ってるのなら。だけど、ちがうんです、だれとも知らないアメリカのおぢさんがクレッチマンの顔で喋るんです。きーもーちーわーるーいーーーーーーっ(>_<)。
皮肉なことに、この脚本、台詞がなかなか悪くなくて、クレッチマンの台詞も色々とかわいいのです。うー、これを本人の声で聴きたかったなぁ……(遠い目)。
ドイツでは産出しないはずのダイヤモンドがなんと国内で発掘された。鉱山の所有者ウド・キアは、警備会社に厳重な警備を依頼すると共に、この快挙を全ドイツに広め、華々しく展示を行った。ところがこれに目をつけたすご腕の女泥棒、峰不二子、じゃない、ラナことサンドラ・スパイシャットにまんまと盗み出されてしまう。
というお話で、クレッチマンはこの警備会社の警備主任のカイザーの役。実はなかなか優秀な警備主任です。なにより画像認識力にすぐれている。ラナのさまざまな変装を記憶し、同一人物だと見抜くことができたばかりか、彼女の些細なミスからダイヤモンドを盗んだのがラナであることを突き止め、一旦は捕まえるところまでいくのですから。
ところが、ラナが盗んだはずのダイヤモンドは偽物だった。ウド・キアがドイツでダイヤモンドを発見したというのはすべて嘘だったのか? キアの手下によって命を狙われることになったラナは、カイザーを巻き込んで、自分の冤罪を晴らすため、真相究明に乗り出します。
ここからがコミカルなクレッチマン炸裂(笑)。演技自体もコメディを意識して、むしろコント寄りのオーバーアクトなんですが、それがなんだか、ものっそかわいい(笑)。
ラナを見張ってるはずがスウスウ眠りこけてしまうクレッチマン。逃走用の衣装が必要だからと洋品店に押し込むラナにハラハラし、無人のレジにお金を置いて来てしまうクレッチマン(当然ラナにくすねられる(笑))。カフェで水を注文したら、年配のウエイトレスに水ならトイレで飲みなさいと言われてショボーンなクレッチマン。めちゃくちゃなカーチェイスに巻き込まれ、ハンドルもブレーキ操作もあきらめて、(>_<)! と目をつぶってしまうクレッチマン。
宙吊りにされたり、スピードボートから水中に落とされたり、銃で撃たれた割には結構元気だったり、鉱山に閉じ込められて掘削機で踏み潰されそうになったり、乗ってた車が大爆発を起こしたり、いやはや、まあまあの大冒険活劇(笑)。それでも、クレッチマンは基本、普通の男なので、華麗なアクションを披露するヒロインのラナを、お口ぽかーんで見守ってるシーンが多いのもご愛嬌です♪
生真面目に生きてきたカイザーは、ラナという女性の破天荒さに少しづつ惹かれていきます。一方ラナもまた、カイザーの善良さ、天然かげん(笑)、かわいらしさ、問答無用のみてくれのよさ(笑)、脱いだら意外とたくましいナイスバディなどなどに、少しずつ惹かれていくのです。
ラナ役のスパイシャットがまた綺麗でオットコマエな女優さんなので、ふたりのボーイ・ミーツ・ガール譚は、とても微笑ましくかわいらしいです(が、その分、007みたいな官能や洗練や大人っぽさとは無縁です)。
事の真相は、ウド・キアが警備会社とグルになり、偽のダイヤを盗ませておいて多額の保険金をせしめる、という計画だったわけですが、そんなことより大事なことは(笑)、ラナとカイザーが無事に結ばれて、メデタシメデタシということで(笑)。
あれ、結構楽しんで観たのかな。レビュー書きながら俄然楽しくなってきちゃいました(笑)。
by shirakian
| 2009-03-20 21:38
| 映画ま行