2007年 10月 05日
幸せのレシピ
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ドイツ映画、『マーサの幸せレシピ』のリメイクですね。
オリジナルの方を観ていないので、リメイク版を観るくらいなら、まずオリジナルを観るべきなのでは、と自分でも思ったのですが、今回わたしの目当ては、映画そのものというより、キャサリン・ゼダ・ジョーンズとアーロン・エッカートでしたので、オリジナルの存在には目をつぶってしまいました。そういう観点からすると、比べずに済むので、気楽に鑑賞できてとてもよかった(笑)。オリジナルには、ごめんなさい。
キャサリンは前から好きな女優さんです。わたしは、「親しみやすい」系の女優さんにはあまり興味を感じません。やっぱりスクリーンの向こうの人は「特別なひと」であってほしいと思います。だから、鬼気迫るスキルや才能を持っている人か、ただ者ならず美しい人がいい。キャサリンはその両方であるので、もちろん文句なく好きなのです。ゴージャスと言えば彼女のことよね。
この映画の彼女は、もちろん相変わらず大変美しいのですが、普段のゴージャスなイメージとはうってかわって、ナチュラルメイクのおかげもあって、意外と童顔で愛らしい素顔が伺えてめちゃめちゃキュートですv キリリとエプロンを締めるシーンのりりしさといったら!
アーロン・エッカートは、あまり知らなかったのですが(『エリン・ブロコヴィッチ』でエリンの子どもの世話をしてくれる青年の役を演じていたのだけど、あまりにセクシー過ぎたので、こんな人に子どもを任せて大丈夫なんだろうか、とハラハラした記憶しかなかった(笑))、最近立て続けに『サンキュー・スモーキング』と『カンバセーションズ』という、それぞれ魅力的な映画で、魅力的な役を演じているのを観て、再会を楽しみにしていたのです。どちらの映画もとてもお喋りさんの役だったので、かれの声が素晴らしいことに否応なしに気付かされてしまいました。白木庵は声のいいひとには逆らえない(笑)。
この映画のかれは、もう、なんていうか、なによ、これ、良すぎ(笑)。「最近ちょっと気になる俳優さん」から、「大好き俳優さん」に昇格決定です(笑)。明るくてのびやかで神経の細やかな素敵なキャラクターを、ハンサムでセクシーに軽やかに演じてくれております。
脚本的には、配慮の足りないところが目に付き、はっきり言って非常に大味な感じではありますが、「そんなの関係ナイ!」と海パンひとつで踊りたくなるぐらい、キャサリンとアーロンとキャサリンの姪っ子を演じたアビゲイル・ブレスリンがすんばらしい! アビゲイルちゃんは将来とんでもない美女に育つことでしょう。
特に、キャサリンとアーロンのラブストーリーの描写が、あまりにステキで、くすぐったくてたまりません(>_<)! アーロンみたいなのがそうそう道端に落ちてるはずないじゃない! とキレそうになりつつも、いいのよ、拾うのがキャサリンなんだから! と説得しきってしまう匠の技。エピソードの一つ一つが、恋愛映画のスタンダードとしていつまでも語りぐさになりそうなくらい、ほんとにウットリものです。特にキスシーンがすばらしい!
幸福というものを、ここまではっきりと目に見える形にしてみせた監督の、そして主演三人の力量には脱帽です。
ちょっと理性を取り戻して分析めいたことを言えば(はっきり言って、そんなのこの映画には全く必要ないのですが)、アーロンみたいに実力もあり、安定したパーソナリティを持っていても、野心を抱けず、二番手で満ち足りてしまえる、というキャラクターはアリだよなぁ、と思いました。何が何でもナンバーワンになることにしか価値のない社会は息苦しい。男だからって別に「おれについてこい!」じゃなくていいじゃない。「すばらしいきみについていきたい」だって素敵な人生の選択だと思う。女性の側が、「わたしのやり方でいくわよ!」と毅然として言える強いキャラクターであればなおさら。ふたりともとってもステキ。
オリジナルの方を観ていないので、リメイク版を観るくらいなら、まずオリジナルを観るべきなのでは、と自分でも思ったのですが、今回わたしの目当ては、映画そのものというより、キャサリン・ゼダ・ジョーンズとアーロン・エッカートでしたので、オリジナルの存在には目をつぶってしまいました。そういう観点からすると、比べずに済むので、気楽に鑑賞できてとてもよかった(笑)。オリジナルには、ごめんなさい。
キャサリンは前から好きな女優さんです。わたしは、「親しみやすい」系の女優さんにはあまり興味を感じません。やっぱりスクリーンの向こうの人は「特別なひと」であってほしいと思います。だから、鬼気迫るスキルや才能を持っている人か、ただ者ならず美しい人がいい。キャサリンはその両方であるので、もちろん文句なく好きなのです。ゴージャスと言えば彼女のことよね。
この映画の彼女は、もちろん相変わらず大変美しいのですが、普段のゴージャスなイメージとはうってかわって、ナチュラルメイクのおかげもあって、意外と童顔で愛らしい素顔が伺えてめちゃめちゃキュートですv キリリとエプロンを締めるシーンのりりしさといったら!
アーロン・エッカートは、あまり知らなかったのですが(『エリン・ブロコヴィッチ』でエリンの子どもの世話をしてくれる青年の役を演じていたのだけど、あまりにセクシー過ぎたので、こんな人に子どもを任せて大丈夫なんだろうか、とハラハラした記憶しかなかった(笑))、最近立て続けに『サンキュー・スモーキング』と『カンバセーションズ』という、それぞれ魅力的な映画で、魅力的な役を演じているのを観て、再会を楽しみにしていたのです。どちらの映画もとてもお喋りさんの役だったので、かれの声が素晴らしいことに否応なしに気付かされてしまいました。白木庵は声のいいひとには逆らえない(笑)。
この映画のかれは、もう、なんていうか、なによ、これ、良すぎ(笑)。「最近ちょっと気になる俳優さん」から、「大好き俳優さん」に昇格決定です(笑)。明るくてのびやかで神経の細やかな素敵なキャラクターを、ハンサムでセクシーに軽やかに演じてくれております。
脚本的には、配慮の足りないところが目に付き、はっきり言って非常に大味な感じではありますが、「そんなの関係ナイ!」と海パンひとつで踊りたくなるぐらい、キャサリンとアーロンとキャサリンの姪っ子を演じたアビゲイル・ブレスリンがすんばらしい! アビゲイルちゃんは将来とんでもない美女に育つことでしょう。
特に、キャサリンとアーロンのラブストーリーの描写が、あまりにステキで、くすぐったくてたまりません(>_<)! アーロンみたいなのがそうそう道端に落ちてるはずないじゃない! とキレそうになりつつも、いいのよ、拾うのがキャサリンなんだから! と説得しきってしまう匠の技。エピソードの一つ一つが、恋愛映画のスタンダードとしていつまでも語りぐさになりそうなくらい、ほんとにウットリものです。特にキスシーンがすばらしい!
幸福というものを、ここまではっきりと目に見える形にしてみせた監督の、そして主演三人の力量には脱帽です。
ちょっと理性を取り戻して分析めいたことを言えば(はっきり言って、そんなのこの映画には全く必要ないのですが)、アーロンみたいに実力もあり、安定したパーソナリティを持っていても、野心を抱けず、二番手で満ち足りてしまえる、というキャラクターはアリだよなぁ、と思いました。何が何でもナンバーワンになることにしか価値のない社会は息苦しい。男だからって別に「おれについてこい!」じゃなくていいじゃない。「すばらしいきみについていきたい」だって素敵な人生の選択だと思う。女性の側が、「わたしのやり方でいくわよ!」と毅然として言える強いキャラクターであればなおさら。ふたりともとってもステキ。
by shirakian
| 2007-10-05 00:21
| 映画さ行