2010年 07月 12日
フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス
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2000年、ブライアン・レヴァント監督作品。
トーマス・ギブソン出演作です。
有名な作品だということはもちろん知っていますけど、アニメを観たこともなければ、一作目も未見、という、全く白紙の状態で観ましたので、冒頭いきなり、このようなお方が登場なさったときには、思わずポカンとしてしまいました(汗)。
キモイんだか、かわいいんだか、アラン・カミングが大変いい味を出しておいでですが、どういう存在なんだかいまいちよくわからない(笑)。地球人の恋愛(生殖?)事情を視察にきた宇宙人、ということらしいですが、原始時代の話になぜ宇宙人?
ええと、お話は、パート2とは言っても、一作目の後日談ではなく、前日談という作りになっているので、基本的には全く白紙の状態でも困ることなく鑑賞できます。要するに、主人公のフレッド・フリントストーンが後の奥さんとなるウィルマと出会い、結ばれるまでのお話、ですね。
ウィルマ(クリステン・ジョンストン)は名家のお嬢様。上流階級の生活にうんざりし、家を出た彼女は、路頭に迷っているところを親切なベティ(ジェーン・クラコウスキー)に助けられ、一緒にハンバーガーショップで働くことに。そこに現れたフレッド(マーク・アディ)とバーニー(スティーヴン・ボールドウィン)にナンパされ、デートに応じたところ、めでたく二組のカップルが誕生。
実はウィルマは、母親(ジョーン・コリンズ)の強い勧めで、チップ・ロックフェロー(トーマス・ギブソン)という名門貴公子と交際しており、別れた後も執拗に言い寄られていたのだが、実はチップは、事業の資金繰りに失敗し、借金取りに追われる身であって、ウィルマのお金が目当ての食わせ者だったのだった。
果たしてフレッドは、チップの妨害からウィルマを奪還することができるのか?
という、すごぉーーーーーーーくオーソドックスなお話です。
"YABA-DABA-DOO!"とか、”WAKA-WAKA-WEE!”とかの、知ってること前提のお決まりのフレーズがあって、それがお決まりのタイミングでかならず挿入されるとか、爪先立ちでちょこちょこ動く特徴的な動きとか、この世界独特のお約束があるみたいなんですけど、なるほどなるほど、そういうことか、と咀嚼しつつ鑑賞すれば、カラフルで楽しそうな恐竜たちといい、何でも強引に石で作っちゃう美術設定といい、なんかもう、細かいことなんかどうでもよくなる脱力系の楽しさにあふれていて、わたし、案外、この映画、好きだわ(笑)。
さて肝心のトーマス・ギブソンですが。
このような、見るからに「色悪」的風貌(笑)。
上の画像では一見普通のタキシードに見えるこの衣装は、このように胸元が開いていて、ノースリーブで、手首には白いカフスをあしらった仕様。
……なにやら既視感が……
バ、バニーガール(汗)?
だれっ、トーマス・ギブソンにバニーちゃんの格好させようと思ったひとっ!?
で、こちらは
ま、結局ウィルマがフレッドを選ぶのはお約束ですけどね。
そしてチップの運命はだれも知らない(笑)。
(でも、エンディングの、マサラミュージカル風フレッド&ウィルマの結婚式のシーンでは、チップも楽しそうに踊ってましたけどね。もしかして、めちゃめちゃいいやつ(笑)?)。
最後に、どうしても言わずにはいられないのが、ウィルマ役に、どうしてこの女優さんが起用されたのか、ということです(汗)。
えーと、このクリステン・ジョンストンという女優さんはですね、極めて、なんていうか、野性的な風貌をなさっておりまして(汗)、おまけに、でかい。背が高い、というより、でかい。そんでもって、凄く声が低いのです。初登場のシーンでは、まちがいなく女装の男性だと思ったです(汗)。
や、個性的で、いいんですけどもね、ウィルマ、あなたはなんて美しい、とかいう台詞があると、微妙にひいてしまったりして(汗)。……このひとってもしかして本国では、本邦の南海キャンディーズのしずちゃんみたいに、でっかいけど、美人かどうかは知らないけど、とにかくチャーミングだから、みんなの人気者、というキャラクターのひとなのかな。
by shirakian
| 2010-07-12 21:23
| 映画は行